世襲議員のからくり (文春新書)

結局自民党は、この問題を見送ることにしたんだっけ？

ちょこちょこ話題の政治家の世襲についての問題点を
判りやすく解説している一冊。
それにしても本当に世襲（二世の含む）議員というのは
とんでもない数居るんだな～と改めて驚いし歌舞伎や落語の
ように名前自体を”襲名”するなんてこともあるらしい！

＜地盤＞（後援会）で堅い票田を受け継ぎ　＜看板＞
で親の知名度もあり＜カバン＞で親の莫大な財産まで
非課税で譲り受ける世襲の様子は、全く一から出てくる
志ある候補者に対して不公平である。

大概世襲議員は、世襲制限法への反論として憲法22条の職業選択の
自由や憲法14条の法の下の平等など持ち出すそうだがこれだけ
スタートが違いすぎる事自体平等ではないだろうに。

決して世襲議員がすべて悪いわけではないが　実際は本人も
それほど議員になりたくない人でも世襲だから仕方なしになった
ような人も居るだろうし”うまみ”だけを期待してなった輩もいるだろう。
何にしろ志のない方は、議員として残るべきではないし私たちも選ぶ
べきではない。
（あと全く政治に興味も無いのに”うまみ”だけの為に出てきて当選して
しまったようなタレント崩れもさっさと退場していただきたい）


この本のまとめにも書かれているが　結局は、私たちがきちんと見て
聞いて正しい候補者を選ぶ事しかこの困った現状を変えることができないのは
事実だから　もうそんなに遠くない時期にある選挙にはなるべくマトモな
候補者に大切な一票を入れたいものだと思う。




最後に・・・ある”タチヨミスト”さんの音声ブログに面白い記事
発見！
※タチヨミストの雑誌チェック※
一ツ星★「週刊朝日／18P」
『「世襲」亡国論 衆院選300選挙区＋比例区 世襲候補175人全リスト』
tachiyomist20090602
http://www.voiceblog.jp/tachiyomist/865510.html

政治資金管理団体の便利さは、政治家だけでなく一般人にも
便利なものだったのですね！？
私みたいなものには関係ないですが　お金のある方には良い
節税になるかも・・・（苦笑）