おうちカレー

時々、ストレス解消にやたらと料理が
したくなるときがある。

特に凝ったものを作るわけでは
ないのだけれど　作っていると集中するし
作っている過程でいろいろとアイデアが
浮かんだりして楽しい。
雑誌やテレビ　ネットで得たレシピも
すぐに試してみたくなる。

でも、あくまで気が向いたときだけなので
毎日作っている主婦の方やプロの方は、やっぱり
すごいな〜と感心してしまう。
気分が乗らないときでも上手に作るのだから
大したものだ。

僕の場合、気晴らしなので上手く出来なくても
いいし　上手くいけば儲けモノなのだが（笑）
一品だけ作ると逆にストレスが溜まるものがある。
それが”カレー”だ。

別に専門店の味が出したいわけじゃない。
でも納得いく味になったことがない。
いつも”何かが違う！”と思ってしまう。
それは、これが”おうちカレー”だからなのだろうと
思う。

不思議なもので”おうちカレー”は、専門店とは
違い同じ食材、カレールーにも関わらず各家庭において
随分と味が変わってくる。
遠い昔、友達のうちでカレーをご馳走になった時に
うちと同じカレールーを使っているにもかかわらず
ひどく味が違っていてびっくりした。
これはもう作り手の具材の切り方、煮込む時間や
その”おうち独特”の隠し味も関係してくるのだろう。

世代が変わっても好きな料理に”カレー”が上位に
上がることが多い。
有名な”ヨネスケの隣の晩御飯”でも一番多かった
夕食は、カレーだったそうだ。
ついでだが関東は、豚肉を使い関西は、牛肉が多いらしい。

おうちカレーというのは　その家庭の料理の名刺
見たいなものかも知れない。
なんだかそのおうちの味付けの大まかな感じは
見えてくるんじゃないかと思ったりする。

いつか”これで完成！”と思える”おうちカレー”が
出来たときに僕の作る料理の名刺みたいなものが
おぼろげながら出来るかもしれない。
でも、その道は、遠く険しい気がしてならない（苦笑）

この駄文を読んでくれた人は、どんなカレーを
食べているのか・・・？
他人の”おうちカレー”が気になって仕方がない
今日この頃だったりする（笑）